【2025年最新版】ウィザースホームvs一条工務店｜徹底比較！後悔しないための選び方ガイド

人気のハウスメーカーであるウィザースホームと一条工務店の違いを比較し、それぞれの強みや特徴を解説しています。高性能住宅を求める方に向けて、断熱性・耐震性・間取りの自由度・コストパフォーマンスの観点から選び方のポイントを紹介します。どちらが自分に合っているか悩んでいる方は必見です！

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この記事ではウィザースホームと一条工務店の比較しています。

結論

一条工務店は最高レベルの断熱・気密性能を求める方、ウィザースホームは高性能かつ間取りの自由度を重視する方に向いています。どちらも住宅も高性能ですが、求める方向性によって最適な選択肢が異なります。

ウィザースホームと一条工務店の比較表

ウィザースホームと一条工務店の比較表をご紹介します。

	アイ工務店	一条工務店
メイン構造・工法	2×6材を使用するツーバイシックス工法	木造・ツインモノコック構造
断熱性
断熱材	エアロフォーム断熱	高性能ウレタンフォーム
坪単価	60万～75万円	80～100万円
ランニングコスト	高性能住宅　タイル外壁	高性能住宅・ 外壁はタイル壁
設備	TOTO パナソニック リクシル ウィザースホームオリジナル仕様（キッチン）	一条工務店オリジナル
構造体保証	10年 延長可能（有料・最長50年）	10年 延長可能（有料）
人気商品	なし	グランスマート グランセゾン アイスマート
自由度	高い	低い
床暖房	温水式床暖房 電気式床暖房 （オプション）	全館床暖房（標準仕様）

ウィザースホームの特徴

ウィザースホームは、日本国内で住宅を手がけるハウスメーカーで、特に関東を中心に展開しています。親会社は「新昭和グループ」で、プレハブ工法や注文住宅を提供する企業です。高耐久・高性能な住宅づくりを得意としており、デザイン性の高い住まいを提案しています。

ウィザースホームの会社概要

社名	株式会社 ウィザースホーム
本社	千葉県千葉市中央区川崎町1番地39
設立	平成28年11月1日
代表者	代表取締役　神崎 智
資本金	1億円
従業員数	1,969名（2023年4月3日現在）
売上高	261億5,427万円（2023年3月実績）

ウィザースホームは「世界で一番ではなく、あなたにとって一番の家を。」の理念のもと、決まったカタチの家ではなく「自由設計」で家づくりを考えます。他のハウスメーカーのように「〇〇」と名前のついた商品がなく、「暮らし方」「性能・機能」「デザイン」の3つの観点で仕様を決めていく方法をとっています。

標準仕様の充実

ウィザースホームの特徴として、標準仕様の充実度があります。特に目を引くのが「外壁タイルの標準採用」です。一般的な住宅では、外壁はサイディングや塗り壁が多く、10〜15年ごとに再塗装が必要になります。しかし、ウィザースホームでは耐久性の高いタイルを標準仕様としており、塗り替えの手間やコストを大幅に削減できます。タイルは色あせや汚れに強く、美しい外観を長く維持できるのもメリットです。

また、標準仕様で採用されている設備も高品質なものが多いです。システムキッチンやユニットバス、トイレなどは、国内の有名メーカー製の高グレードな製品を採用しています。

ウィザースホームは「追加オプションを付けなくても、十分に高性能な住宅を建てられる」点を強調しており、初期コストを抑えながらも満足度の高い住まいを提供してくれます。

収納のプロのプランナー

ウィザースホームの注文住宅では、収納計画にも力を入れています。その中核を担っているのが、収納のプロ集団「(株)収納計画」のプランナーによる収納提案サービスです。

一般的なハウスメーカーでは、間取り設計の中で収納を考えることが多いですが、ウィザースホームでは専門のプランナーが、一邸ごとに持ち物の量や種類、生活パターンまでヒアリングし、間取りや暮らし方にあわせた収納プランをご提案してくれたり、収納スペースの最適化を行うことで、住まい全体の使い勝手を向上させてくれます。

収納プランナーは、多くの住宅収納に関するノウハウを持っていて、単に収納スペースを増やすのではなく、ライフスタイルに合わせた最適な配置を提案します。特に、共働き世帯や子育て世帯にとって、効率的な収納設計は暮らしやすさに直結するため、このような専門的な収納提案が受けられるのは大きな魅力となります。

ウィザースホームでは、収納計画を間取り設計の初期段階から取り入れることで、後から「収納が足りなかった」と後悔することが少なくなります。

収納のプロによる提案を標準で受けられる点は、他のハウスメーカーと差別化できる大きなポイントです。

2×6工法なのに間取り自由度が高い

ウィザースホームは、2×6（ツーバイシックス）工法を採用しています。この工法は、2×4（ツーバイフォー）工法よりも壁の厚みが増し、耐震性・断熱性が向上するのが特徴です。しかし、一般的に2×4や2×6工法は「壁で建物を支える」構造のため、在来工法（木造軸組工法）と比べて間取りの自由度が低いと言われています。

しかし、ウィザースホームは独自の設計技術により、2×6工法でありながら間取り自由度は比較的高く、スキップフロアやダウンフロア、吹き抜けや中庭なども可能となっています。

さらに、可変性のある設計が可能で、将来的に間取りを変更しやすい工夫もされています。例えば、子どもが小さいうちは広い部屋として使い、成長に合わせて間仕切りを追加できるような設計が可能です。このような柔軟な間取りの提案ができる点も、ウィザースホームの強みの一つです。

また、2×6工法は断熱性能が高い点もメリットです。壁の厚みがあるため、断熱材をしっかりと入れることができ、外気の影響を受けにくい住宅を実現できます。ウィザースホームでは、高性能な断熱材と合わせて、省エネ性能の高い住宅を標準仕様で提供しています。

このように、ウィザースホームは「高い耐震性・断熱性」と「間取りの自由度」の両立を実現しており、2×6工法でありながら理想の間取りを追求できる点が、大きな魅力となっています。

ウィザースホームの強み

ウィザースホームは「ライフサイクルコスト」を考えた住まいを提供してくれます。LCC「ライフサイクルコスト」 とは、建築費など最初に必要な「イニシャルコスト」、実際に暮らしはじめてからかかる光熱費などの「エネルギーコスト」、そして、保守や修繕に必要な「メンテナンスコスト」で構成される費用です。ウィザースホームでは、より永く、安心して快適に暮らすためにライフサイクルコストをしっかりと見据えた住まいづくりを提案してくれます。

このライフサイクルコストを考え「性能の良さ」と「コストパフォーマンスの高さ」を両立させた点が大きな強みです。一般的に、高性能な住宅はコストがかさむ傾向がありますが、ウィザースホームは標準仕様の段階で耐震性・断熱性・省エネ性能を高める工夫を施し、手の届きやすい価格帯で提供しています。特に、2×6工法を採用した堅牢な構造、高断熱仕様、そして太陽光発電の標準搭載によるエネルギー効率の高さが大きな強みです。

ウィザースホームの2×6工法は、壁の厚みが一般的な2×4工法よりも1.6倍あり、その分、高性能な断熱材を多く充填できるため、断熱性の向上につながっています。これにより、外気の影響を受けにくく、室内の温度が安定しやすい住宅を実現しています。また、サッシには高性能な樹脂製を採用し、Low-E複層ガラスと組み合わせることで、窓からの熱損失を抑え、冷暖房効率を向上させています。このように、標準仕様のままでも快適な住環境を維持しやすく、冬の寒さや夏の暑さを軽減できるのが特徴です。省エネ性能が高いため、エアコンや暖房の使用を抑えることができ、長期的な光熱費削減にもつながります。

また、ウィザースホームの住宅は耐震性にも優れています。2×6工法は「モノコック構造」と呼ばれる強固な構造を形成し、地震の揺れを建物全体で分散する設計になっています。

さらに、ウィザースホームは太陽光発電を標準搭載しています。多くのハウスメーカーでは、太陽光発電はオプション扱いで追加費用が発生することが多いですが、ウィザースホームでは標準仕様のため、初期費用を抑えながら電気代の節約が可能です。

このように、ウィザースホームの住宅は、高い断熱性・耐震性・省エネ性能を兼ね備えながらも、標準仕様が充実しているため、コストパフォーマンスに優れた住まいを実現できます。追加オプションを極力抑えながら高性能な家を建てたい人にとって、ウィザースホームは魅力的な選択肢となるでしょう。

一条工務店の特徴

一条工務店は、日本国内外で展開している大手ハウスメーカーで、高性能住宅を提供することで知られています。1978年に設立され、注文住宅を中心に展開。耐久性や省エネ性能、快適性を重視した家づくりを行っており、特に「家は性能」を企業理念に掲げています。各種モデルハウスを全国に展開していて、見学や相談を通じて、顧客に最適な住宅プランを提案しています。

一条工務店の会社概要

社名	株式会社一条工務店
本社	東京都江東区木場5-10-10 浜松本社　静岡県浜松市中央区大久保町1227-6
設立	1978年9月
代表者	代表取締役社長　岩田　直樹
資本金	2億7,460万円
従業員	約6,700名
売上	約5,373億円
拠点数	沖縄県・高知県を除く全国約500拠点、19工場

※2024年3月31日現在の数字です。

一条工務店の特徴

圧倒的な高性能住宅

住宅の標準仕様で、HEAT20 G3水準（高断熱・高気密）を満たす性能を提供。ZEH（ゼロエネルギーハウス）にも対応しており、省エネ性能が非常に高いです。数値面でも、住宅の気密性を表すC値（相当隙間面積）も平均実測値0.59㎠/㎡だったり、「アイスマート」はUA値 0.25 W/m²・Kと圧倒的な高断熱を実現しています。一条工務店は施工する全棟において、気密測定を実施しており、性能評価において他のハウスメーカーに比べて頭一つ抜けています。

全館床暖房の標準装備

冬場の快適性を追求するため、家全体に床暖房を標準で導入。寒冷地でも暖かく過ごせる仕様が人気です。リビングはもちろん玄関や廊下、脱衣所やお風呂に至るまで配管が張り巡らされています。足元から温めるため、エアコンのように上下の温度差もつくらずつま先から頭までやさしい暖かさで包み込みます。

エアコンと同じ原理で、空気を圧縮した時に出る熱で温める「ヒートポンプ式床暖房」を採用していて、一般的な住宅に採用されているガス温水式床暖房と比べて、ランニングコストがとにかく安いです。

これに加えて、オリジナルの太陽光発電システム（オプション扱い）を採用することで、日々の電気代を抑えて生活することが可能となっています。

防災性能と耐久性

一条工務店は、地震に対する高い安全性を追求した耐震構造を標準採用しており、繰り返しの揺れにも強い設計が施されています。耐震性に加え、風雨や台風などの自然災害にも耐えられる堅牢な建物を提供しているため、長期的な安心感を得られるのが大きな魅力です。

完全自社工場での製造

高品質な住宅を実現するため、一条工務店は主要な建材や設備を自社工場で一貫して製造しています。これにより、品質管理が徹底され、部材の精度や仕上がりにムラがありません。たとえば、高断熱仕様の壁材や高性能窓も自社で生産しているため、住宅全体の性能が一定水準以上であることが保証されています。さらに、工場での生産体制により、施工スピードの効率化とコスト削減も実現しています。

省エネ設備の充実

環境への配慮と長期的なコスト削減を両立するため、一条工務店は省エネ設備の充実に力を入れています。太陽光発電システムや家庭用蓄電池の導入を推奨し、エネルギー効率を最大化する設計を提案しています。

また、断熱性能や気密性の高さと組み合わせることで、夏は涼しく冬は暖かい住環境を実現。これにより、光熱費を大幅に削減しながら快適に暮らせる住まいを提供しています。さらに、商品によってはZEH（ゼロエネルギーハウス）対応の設計も可能で、未来志向のエコ住宅を実現できます。

一条工務店の一番の強みや押している点

一条工務店の一番の強みは、住宅性能の高さとそれを標準仕様で提供している点です。他社ではオプション扱いとなる高断熱・高気密の性能基準が標準となっています。人気なオリジナルの住宅設備も標準装備としている点は、コストパフォーマンスの面でも優れています。

また、「夏涼しく、冬暖かい」住環境を実現しつつ、省エネ性能を追求しているため、長期的なランニングコストも低く抑えられることが評価されています。

特に「家は性能」という理念に基づいた、性能重視の家づくりが信頼され、顧客満足度が高いことも特徴的です。

まとめ

ウィザースホームと一条工務店は、どちらも高性能住宅を提供するハウスメーカーですが、住宅の方向性や特徴に違いがあります。どちらを選ぶべきかは、求める性能やライフスタイル、予算に応じて変わってきます。

まず、住宅性能の高さという点では、両社ともに優れていますが、一条工務店は、業界トップクラスの断熱性能・気密性能となっています。「家は性能」という理念のもと、断熱構法を採用してUA値（外皮平均熱貫流率）やC値（気密性能）が非常に優れているのが特徴です。一方、ウィザースホームは2×6工法を標準採用し、分厚い壁に高性能断熱材を充填することで断熱性を高めています。気密性能についての具体的な数値は公表されていませんが、標準仕様で高い断熱性を確保しています。

耐震性に関してはどちらも強みを持っています。一条工務店は「耐震等級3を標準」とし、さらに「制震システム」を導入して、地震の揺れを軽減する設計を採用しているのに対し、ウィザースホームはモノコック構造の2×6工法を採用し、壁全体で揺れを分散するため、耐震性に優れています。どちらも耐震等級3相当の強度を持つため、大きな差はありませんが、一条工務店は制震技術を加えることで地震時の揺れの負担を軽減する工夫をしています。

間取りの自由度に関しては、ウィザースホームの方が優位性があります。一条工務店は、自社工場で生産する「高性能な規格化住宅」を強みとしているため、設計に一定の制約があります。一方、ウィザースホームは2×6工法ながら間取りの自由度を確保しており、ライフスタイルに合わせた柔軟な設計が可能です。特に、収納のプロである「株式会社収納計画」と連携し、最適な収納プランを提案する点も、生活のしやすさにこだわりたい人にとって魅力的なポイントです。

コストパフォーマンスの面では、ウィザースホームは標準仕様の充実度とコストのバランスが魅力です。2×6工法や太陽光発電の標準搭載などを考慮すると、性能面とコスト面のバランスが良いと言えます。一条工務店は、高性能住宅を追求する分、価格はやや高めになる傾向がありますが、光熱費削減効果が大きいため、長期的な視点で見ればコストメリットも期待できます。

Q&A

ウィザースホームと一条工務店はどちらが高性能ですか？

一条工務店は業界トップクラスの断熱・気密性能を誇り、ウィザースホームも2×6工法による高性能住宅を提供していますが、断熱・気密性能に特化するなら一条工務店、バランスを求めるならウィザースホームが適しています。

一条工務店は自由設計は難しいのですか？

一条工務店は住宅性能を最大化するため、間取りや仕様に制約が多いです。特にモジュール寸法が決まっているため、決まったサイズでの調整しかできないため、施主のこだわりを反映しにくい面があります。

断熱性能が高いのはどちらですか？

一条工務店の「外内ダブル断熱構法」は業界トップクラスの断熱性能を誇ります。ウィザースホームも2×6工法により高い断熱性を持ちますが、純粋な数値比較では一条工務店が上回ります。

収納スペースの充実度はどちらが有利ですか？

ウィザースホームは収納の専門家「株式会社収納計画」と提携し、施主に合わせた収納プランを提案できる点が強みです。一条工務店も大容量の収納を確保できますが、専門家のプランニングがある点ではウィザースホームが有利です。

メンテナンスコストはどちらが安いですか？

一条工務店は高耐久な設備を採用しているため、長期的なメンテナンスコストは抑えやすいです。ウィザースホームも標準仕様が充実していますが、外装材などの耐久性はモデルによって異なります。

打合せ時の対応の違いはありますか？

一条工務店は仕様が決まっていてスムーズな打ち合わせだったという口コミが多い一方、ウィザースホームは自由度が高い分、打ち合わせが多いとの意見が多くあります。

選び方のポイント

• 間取りやデザインの自由度とコストバランスを求める方はウィザースホーム
• 初期費用を抑えて高性能住宅に住みたい方はウィザースホーム
• 業界トップクラスの断熱性や気密性といった、住宅性能を最優先する方は一条工務店
• 長期的なコストパフォーマンスを求める方は一条工務店