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つばめ(打出隆浩)
建築メーカー 元現場監督・営業・アフター経験者
建築のプロとして、家づくりのお役立ち情報を発信していきます。本当のこと・言えなかったことを辞めた今正直に話します。(建築業界にいると、お金・業者・在庫などの兼ね合いで…)大事な家づくりを失敗して欲しくないのです。
ささ
ハウスメーカー 現役設計担当
取得資格:一級建築士・宅地建物取引士・福祉住環境コーディネーター2級
現職でハウスメーカーの設計をしています。住宅は人生の中でも、特に大きな買い物です。読んでくださる方が、少しでも快適な住まいを建てられる様に、最新の住宅情報を発信します。

回遊動線はいらない?失敗と後悔しないための方法

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回遊動線のアイキャッチ

家事の同線を効率化できる回遊動線。 本当にデメリットはないの?

本記事では、元工務店のプロが回遊動線のメリット・デメリットから失敗談まで徹底解説します。

つばめ

おはようございます。こんにちは。こんばんは。つばめです。
このブログでは、私が工務店営業担当時代には立場上言えなかった情報や本音をお伝えしています。

一生に一度の買い物、あなたには後悔してほしくない!
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本日は今流行りの回遊動線のメリット・デメリットを中心に話していきます。話題の回遊動線、本当に必要かどうか判断しましょう!!

このブログを見てわかること

・回遊動線のメリット・デメリットがわかる。

・回遊動線の失敗例から学ぶ!本当にいるのか?いらないのか?

結論

結論から言うと人によるです!
そして、私の結論としては、回遊動線は便利!しかし考慮されてない回遊動線はいらない!

とりあえずで、回遊動線にしても意外と不便だったりします。図面の相談をさせてもらう機会もありますが、
比較的疑問点の多い回遊動線も多いです。しっかりと収納やスイッチに関しても検討すべきです。

メリット

家事動線が近くなり、家事がスムーズになる。
コミュニケーションが増える

確認すべきポイント

注意しないと収納が減るかも
プライバシーが無くなるかも

つばめ

ちなみにうちは1階、2階も回遊動線です。結論としては作って良かったと思っていますし、便利だと感じています。ただ、みんながみんな作って便利だと感じるわけもありません。後悔している人もいるのです。ぜひ、検討の材料にして下さい。

実際の回遊動線:うちの間取りはこれ!

うちの場合は、リビング・キッチン・パントリー・廊下(すぐに洗面・階段)と言った感じです。

今でも洗面所の開戸は、引き戸にすれば良かったと後悔します。
回遊動線自体はとても満足しています。では、どう言ったときに不満を感じるのでしょう?見ていきましょう。

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つばめ

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目次

回遊動線とは?

回遊動線とは

家の間取りで重要な概念の一つが「回遊動線」です。回遊動線は家族が日々生活する中で移動するルートのことを指し、効率的な回遊動線は生活を便利にし、ストレスフリーにする可能性があります。

一般的に家の中で最も頻繁に行われる動作は移動です。国土交通省の調査によれば、平均的な家庭では一日に約800回の移動が発生しているとのことです。移動は、調理から食事・掃除・洗濯・休憩など、家の中での日常的な活動のことを指します。

効率的な回遊動線を設計することにより、移動がスムーズになり、家事の効率化や生活の快適化が期待できます。

つばめ

たとえば、料理をよくする家庭の場合、キッチン・食堂・食器棚の間の回遊動線は非常に重要です。

料理のための食材を取り出し、それを調理し、調理した料理を食堂に運び、食事後には食器を洗って元の場所に戻す。

これらの動作がスムーズに行えるように、これらの場所が適切に配置されていると家事が楽になります。

「回遊動線」とは家の中での移動ルートのことであり、効率的な配置が生活の便利さや快適さに大きく影響します。生活スタイルや家族構成によって最適な回遊動線は異なるため、家の中での移動を見直すことで、より快適な生活が実現できるでしょう。

回遊動線のメリット

回遊動線のメリットを3つ解説します。

  • 家事の負担が減る
  • 生活の動線が快適になる
  • 空調の流れが効率的になる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

家事の負担が減る

回遊動線を活用することで、家事の負担を軽減し、日々の生活をよりスムーズに過ごすことが可能です。

一般的に、家事にかかる時間は日々の生活の大部分を占めています。国立社会保障・人口問題研究所が実施した「時間利用調査」によれば、家事に使う時間は1日平均約3時間とされており、料理や掃除といった家事の多くは移動を伴います。家事に対する無駄な移動を排除することで家事の効率を上げることに繋がります。

家事を効率的にこなすためには、動線の確保が重要となります。回遊動線はその助けとなり、生活の質を向上させる重要な要素です。

家を新築する際やリノベーションを検討する際は、この動線の考え方をぜひ取り入れてみてください。

すずめ

家事が楽になるならいいわね!

つばめ

デメリットも確かにあるけど、メリットもたくさんあるんだ!

間取りを作る上で一度は考えても良いと思うよ!

生活の動線が快適になる

回遊動線を活用することで、生活が大幅に快適になります。快適にするためには、さまざまな生活シーンに合わせた動線の使い分けが重要です。

効率的な家事を行うためだけでなく、リラックスできる場所や家族とのコミュニケーションの時間も重要です。一方で、これらの生活シーンはそれぞれ異なる動線を必要とします。

たとえば、家事をする際にはキッチンとダイニング、洗濯機と物干し場間の移動が主になるため、このエリア間の動線がスムーズであることが重要です。一方、リラクゼーションタイムはリビングと寝室間の移動が主なので、エリア間の動線がスムーズであることが求められます。

つばめ

小さな子供がいる家庭では、リビングから子供部屋への回遊動線が重要になりますよね。子供が遊んでいる様子を確認しながら家事をする、という生活スタイルに合わせた動線が必要です。

つばめ

逆に、夫婦二人暮らしの場合では、ダイニングからリビング、またはリビングから寝室への動線が重要となるかもしれません。晩酌しながらテレビを見たり、読書を楽しんだりする時間を大切にする生活スタイルに合わせた動線が必要です。

回遊動線の設定は、一見複雑なように思えますが、生活スタイルやニーズに合わせて設計することで、生活の質の向上に繋がります。動線を考える際は、家事だけでなく、リラックスできる場所やコミュニケーションの時間も考慮に入れ、全体の流れをスムーズにする工夫が求められます。

生活のニーズやライフスタイルは人それぞれ異なりますので、家の設計やリノベーションを検討する際は、一人ひとりの生活スタイルやニーズに合わせた動線設計を心掛けましょう。

家事がスムーズになるだけでなく、リラクゼーションタイムや家族とのコミュニケーションの時間もより充実したものになります。

空調の流れが効率的になる

回遊動線を活用することで、エアコンやヒーターなどの空調効率も向上し、快適な室温を維持することが可能です。

回遊動線は、部屋間の移動をスムーズにするだけでなく、空調の効率を高める役割も果たします。なぜかというと、空調の冷暖房が部屋間で円滑に流れることにより、適切な温度を全室に均一に届けることが可能になるためです。日本建築学会によると、適切な回遊動線が設計された住宅は、冷暖房の効率が15%も向上するとされています。

たとえば、一戸建ての家はリビングから寝室、キッチンへの動線が直線的に設計されており、一つのエアコンで主要な生活空間全体をカバーすることが可能です。

結果、エネルギーコストを大幅に削減することができます。また、リビングと寝室が隣接しているアパートメントでは、回遊動線の設計により、一つのエアコンで二つの部屋を快適に保つことができます。

適切な回遊動線を設計することで、家全体の空調効率が大幅に向上し、エネルギーコストの削減や快適な生活空間の実現が可能です。家を設計する際やリノベーションを検討する際は、空調の流れについても考慮に入れてみてください。

エネルギーコスト削減は、経済的なメリットだけでなく、環境への配慮にもつながります。回遊動線の考慮は、家庭の快適さと持続可能性を両立する効果的な手段と言えるでしょう。

すずめ

空調効率も上がるなんてすごいね!

つばめ

2つの空間を一つのエアコンで使える場合は
コストの削減にもなるね!

回遊動線のデメリット

デメリット

回遊動線のデメリットを3つ解説します。

  • 収納・壁面が減る可能性がある
  • スイッチが2箇所必要になる可能性がある
  • 間取りを工夫する必要がある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

収納・壁面が減る可能性がある

回遊動線の設計は、収納や壁面の配置にも影響を及ぼす可能性があります。

回遊動線は、そのままの意味で「回り道」をする動線です。つまり、家の中を円滑に動くための道筋ということです。そのため、家具や収納の配置、壁面の活用などにも考慮が必要となります。回遊動線と家具の配置が適切に組み合わさることで、無駄な移動を減らし、日常の動作をスムーズになります。

ある家庭で例をあげると、キッチンからダイニングへの回遊動線を考え、食器や調理器具の収納場所をダイニングの近くに設定したところ、食事の準備や後片付けが格段に楽になったとのことです。

また、子供部屋の間取りに回遊動線を設け、学習机の位置や本棚の配置を考えた結果、子供の自習時間が増え、成績が上がったという例もあります。

回遊動線の設計は、単に移動をスムーズにするだけでなく、収納や壁面の利用、家具の配置にも影響を与えます。効率的に設定することで、住空間をより有効に使うことが可能です。

日常の動作を楽にし、生活の質を向上させるためには、回遊動線と収納・壁面の関係性を理解し、それを考慮した設計が重要となります。

すずめ

家具をどう置くかも考えないといけないのね!

つばめ

そう!意外としっかりと考えられている人は
少ない印象だから、しっかり考えよう!

スイッチが2箇所必要になる可能性がある

回遊動線を設計する際には、細部にわたる配慮が必要で、スイッチの配置もその一つです。部屋の出入り口が複数ある場合、それぞれにスイッチを設置することで、動線に沿った効率的な動きを可能にします。

回遊動線は、生活空間での移動をスムーズにすることを目指しています。そのため、各部屋の出入り口、移動の際に頻繁に利用するスイッチの位置なども重要です。出入り口ごとにスイッチを設けることで、無駄な動きを避け、生活の効率を向上させることができます。

たとえば、リビングとダイニングが一体型になった間取りの家庭では、キッチンからリビングに移動する回遊動線上に照明のスイッチが2箇所設けられています。これにより、どちらのエリアからでも容易に照明を操作でき、夜間の移動も安全になります。

回遊動線を設計する際は、スイッチの位置や数も重要な要素です。各エリアから照明を操作できるように配慮することで、移動の効率性を高めるだけでなく、安全性も向上します。細部にまで気を配ることで、より快適な生活空間を実現することが可能です。

つばめ

回遊動線の場合、絶対にスイッチは増やすべき!
3路スイッチは必須です!

3路スイッチとは:2つのスイッチで1つの電気装置(たとえば、照明)を操作するための設備です。一般的には、部屋の入り口と出口、あるいは階段の上下など、部屋の2箇所から同じ照明をコントロールしたい場合に使用します。

間取りを工夫する必要がある

家の広さが回遊動線の実現に影響を及ぼしますが、絶対的な広さよりも間取りの工夫が重要です。適切な空間配分と機能配置を行うことで、限られた空間でも回遊動線を効果的に活用できます。

広大な空間があれば、自由度の高い回遊動線を設計することが可能です。一方、限られたスペースの中でも、工夫次第で快適な回遊動線を作り出すことが可能です。各空間の機能を最大限に活かす配置や、無駄な移動を減らすための工夫が求められます。

たとえば、50平米の2LDKのマンションでは、キッチン、ダイニング、リビングを一続きの空間とするオープンフロアの設計が一般的です。この配置により、家事をしながらでも家族の様子を見ることでき、効率的な回遊動線を実現しています。

また、部屋間の移動をスムーズにするために、扉の位置や開き方を工夫することも重要です。

家の広さが回遊動線に影響を与えることは確かですが、広さだけでなく、空間の使い方や配置によって大きく左右されます。一見、スペースが限られていても、機能的な配置と移動の工夫を行うことで、快適な回遊動線を実現できます。

最適な家の広さは、あなたのライフスタイルとニーズによります。プロのアドバイスを取り入れて、自分だけの最適な回遊動線を設計しましょう。

回遊動線の後悔・失敗例

回遊動線の後悔失敗例

回遊動線にして後悔した失敗例を5つ紹介します。

  • 無駄なコストが増えた
  • 収納場所が減った
  • プライバシーの確保が難しくなった
  • 家全体の雰囲気が落ち着かなくなった
  • 暖房・冷房効率が下がった
  • 耐震性が低下した

これらを参考に元工務店の私がおすすめの方法を紹介します。

無駄なコストが増えた

間取りの設計において回遊動線を追求しすぎると、無駄なコスト増や利便性の損失を引き起こす可能性があります。それを防ぐためには、必要性とコストのバランスを見極めることが重要です。

無理に回遊動線を設けることで、利便性を損なう場合や、コストが無駄に増えるケースがあります。特に、家の中で頻繁に移動する場所以外に回遊動線を作ると、その部分のスペースが有効に活用できません。

たとえば、ゲストルームから浴室への直通回遊動線を設けたとします。しかし、ゲストが頻繁に訪れるわけではないため、この動線はあまり活用されず、結果的には浴室へのアクセスを妨げ、動線の効率性を損なうことになります。また、回遊動線を設けることで壁面や収納スペースが失われ、不便を感じることもあります。

回遊動線の設計は、家の利便性を向上させるための重要ですが、設計の過程で適切なバランスを見失うと逆効果になることもあります。家族のライフスタイルや頻繁に使用するエリアを考慮し、必要性とコストのバランスを見極めることが大切です。

収納場所が減った

回遊動線と収納スペースの両立は難しい課題です。

回遊動線は空間の自由度を狭め、従来の収納場所を減らす可能性があります。しかし、収納は生活の利便性を向上させ、整理整頓を容易にする重要なであるため、収納場所を減らしてまで回遊動線を設定するべきではありません。

たとえば、ダイニングとリビングの間に回遊動線を設けるとします。便利さを提供する一方、部屋に壁面の収納が設けられないため、収納量が減る可能性があります。

しかし、キッチンとダイニングの間やリビングと玄関の間など、より頻繁に行き来するエリアに回遊動線を設定し、その他のスペースには壁面収納を設ける設計をすることで、収納と動線の両立が可能です。

回遊動線と収納の両立は設計の難しさを増しますが、家族の生活スタイルを考慮した設計が重要です。間取り作成の段階で、家族の生活動線と収納ニーズをしっかりと見極め、これらを最大限活用できる回遊動線を設定することが求められます。

すずめ

収納が減るのは嫌!
しっかり考えないと収納が足りなくて
ものが色々と出ている家になっちゃうね!

つばめ

そうなんだ!回遊動線は動線を確保するために
部屋の壁面が少なくなることがあるから

通路 or 収納どちらが大事かをせまられる
場面もあるかもしれないよ!

プライバシーの確保が難しくなった

回遊動線を設けることで、家族の行き来がスムーズになる一方、プライバシーを確保することが難しくなる可能性があります。そのため、効果的なレイアウトと配慮により、回遊動線とプライバシーのバランスを保つことが重要です。

家族の生活スタイルや個々のニーズによっては、回遊動線がプライバシーの確保を阻害する場合があります。部屋から部屋への自由な行き来が可能である回遊動線は、個々のプライベートな時間や空間が必要な場合、不都合を引き起こします。

たとえば、リビングと子供部屋を結ぶ回遊動線を設けた場合、子供が集中して勉強をしている時に家族が何度も通過することで集中力が散漫になる可能性があります。

しかし、回遊動線をリビングとキッチン、あるいはリビングとダイニングの間に設け、子供部屋への直接的な回遊動線は避けるという配慮をすることで、プライバシーの確保と回遊動線の利便性を両立できます。

回遊動線を設けることで生活がスムーズになる一方、個々のプライバシーの確保も重要です。家の設計段階で、家族のニーズと生活スタイルを考慮に入れ、プライバシーを守りつつ、回遊動線がもたらす利便性を享受できるレイアウトを計画することが必要になります。

すずめ

なるほど!
確かに考えてみると部屋が多くつながっていると
プライバシーが確保しにくいかも・・・

つばめ

そうなんだ!
全てを繋げれば良いと言うものでもないんだ!

家全体の雰囲気が落ち着かなくなった

回遊動線は生活をスムーズにするための重要ですが、設計が適切でない場合、家全体の雰囲気が落ち着かなくなる可能性があります。

回遊動線が多すぎると、部屋間の移動が頻繁になるため、視覚的な混乱を招きます。そのため、リラックスした時間を過ごすことが難しくなるのです。

たとえば、リビングからキッチン、ダイニング、寝室へと一直線に回遊動線を設けた場合、家族の行動範囲が広がりすぎ、リビングでリラックスしている人が家族の行き来により落ち着かなくなります。

しかし、リビングとキッチン、ダイニングを回遊動線でつなぎ、寝室への回遊動線は別途設けることで、プライベート空間と共有空間を明確に区別し、落ち着いた生活空間を確保することも可能です。

回遊動線は適切に設計されれば家族の生活をスムーズにしますが、設計が適切でないと家全体の雰囲気を落ち着かないものにする可能性があります。そのため、生活空間の質を保つためには、家族のニーズに合わせた配慮と調整が必要です。

家の間取りを計画する際には、回遊動線の設計を見直し、必要な部分だけを効果的に利用することを忘れないようにしましょう。

暖房・冷房効率が下がった

回遊動線の設計によっては、暖房・冷房効率が下がる可能性があります。そのため、適切な設計と設備選定によって、エネルギー効率を保ちつつ、快適な住空間を確保することが必要です。

回遊動線を持つ開放的な間取りは、空調の効率に影響を与える可能性があります。特に、回遊動線が部屋をつないでいる場合、冷暖房が均等に行き渡らない、もしくは外気によって温度が変動しやすいといった問題が生じることがあります。

たとえば、リビングとキッチンが一続きの開放的な空間である場合です。暖房をつけてもキッチンで調理することによる熱で部屋全体の温度が上がりすぎて、逆に冷房をつけると調理中のキッチンが冷えすぎるといった問題が生じることがあります。

これを解消するためには、それぞれの部屋の使い方に合わせて温度調節が可能な空調設備を選ぶ、または回遊動線の設計を見直すなどの対策が必要です。

回遊動線の設計は住宅の快適さを向上させるために重要です。しかし、同時にエネルギー効率にも影響を与えます。エネルギー効率を保つためには、部屋の使い方に合わせた設備の選択や、適切な間取りの設計が重要になります。

間取りを計画する際には、家族のライフスタイルだけでなく、暖房や冷房の効率化についても考慮しましょう。

耐震性が低下した

回遊動線を導入することは、建物の耐震性に直接影響を及ぼすわけではありません。しかし、家の構造によっては耐震性に影響を及ぼす可能性があるため、設計段階で適切な対策を考慮することが必要です。

建築物の耐震性は、主に構造体の強度と剛性、形状によって決まります。回遊動線は一部の壁を取り払う形で実現することが多いため、建物の剛性が低下し、耐震性に影響を及ぼす可能性があります。

そのため、間取りだけで判断するものではなく、建物全体の設計や建材・工法なども大きく関係するのです。

たとえば、回遊動線を取り入れたオープンフロアの住宅の場合。耐震壁の位置や数を適切に設計し、鉄骨や耐震ダンパーなどの補強材を使用することで、安全性を確保することが可能です。このように建築士と設計段階で耐震性を考慮した家づくりを進めることが重要になります。

回遊動線を取り入れた家づくりと耐震性は、適切な設計と材料選定によって両立が可能です。回遊動線を設計する際には、住宅全体の構造と耐震対策を含めたプランニングが不可欠です。住宅の安全性と快適性を両立させるために、専門家との良好なコミュニケーションが必要となります。

プロの結論「回遊動線が欲しい人は工務店を探すべき」

プロの結論

元工務店の私の結論としては、回遊動線は便利!しかし考慮されてない回遊動線はいらない!

しっかりと回遊動線が本当に必要なのか?を考えましょう。生活感を知っているのは、営業さんでも設計さんでもなくあなただけです。あなたがしっかりとイメージして本当に使いやすいかどうかを検討することが大事です。

一社だけでは、信頼できるプロかどうかはわかりません。せめて3社は意見を聞いて信頼できるプロにお願いすることを切に願っています。

今、この記事に辿り着いているあなたは、とても勉強熱心で高性能な家を適正価格で購入したいという熱意が強い人だと思います。

また、回遊動線にしたい方は比較的設計の自由度を求めているはず。そんなあなたには工務店が向いている可能性が高いです。なぜなら、工務店の方がいろいろなことに柔軟に対応してくれます!

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つばめ

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まとめ:回遊動線はいらない?

回遊動線は、家事の効率化、日々の生活の快適さ向上、さらには収納問題の解消といったメリットがあります。

住まいの生活スタイルやニーズに合わせた回遊動線の設計は、家事効率の向上や日々のストレスの軽減につながります。例えば、住宅総研の調査によれば、適切な回遊動線を持つ家庭は、家事に費やす時間が平均で15%短縮されるという結果が出ています。

これらの点から、回遊動線は家の間取り設計において重要な要素であると言えます。快適な家事の流れ、ストレスフリーな動線、収納問題の解消といった利点を享受するために、あなたの家でも回遊動線の設計を考慮に入れてみてはいかがでしょうか。

契約された方おめでとうございます㊗️
忙しいとは思いますが、家の配置が決まれば外構業者選びに入るべきです。
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外構屋さんもしっかりと比較検討することが大切です。
メーカー・工務店で頼むのが普通という慣習があるので担当者から案内はありません。

Dさん

着工していて外構業者のことは何も・・・

つばめ

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できるだけ早めに動くことをオススメします。

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