回遊動線は本当に必要なのか?流行りに乗らず、しっかりと見極めたい回遊動線。家事を効率化できるのか?デメリットはないのか?失敗例やリアル体験談も公開。必見です!

おはようございます。こんにちは。こんばんは。つばめです。
このブログでは、私が工務店営業担当時代には立場上言えなかった情報や本音をお伝えしています。
一生に一度の買い物、あなたには後悔してほしくない!
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元工務店営業担当の私の主張はただひとつ!



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本日は今流行りの回遊動線のメリット・デメリットを中心に話していきます。話題の回遊動線、本当に必要かどうか判断しましょう!!
・回遊動線のメリット・デメリットがわかる。
・回遊動線の失敗例から学ぶ!本当にいるのか?いらないのか?
さて、結論から言うと回遊動線は必要なのか?ですが・・・
結論から言うと人によるです!ちなみにうちは1階、2階も回遊動線です。結論としては作って良かったと思っていますし、便利だと感じています。ただ、みんながみんな作って便利だと感じるわけもありません。後悔している人もいるのです。ぜひ、検討の材料にして下さい。
実際の回遊動線:うちの間取りはこれ!


うちの場合は、リビング・キッチン・パントリー・廊下(すぐに洗面・階段)と言った感じです。
今でも洗面所の開戸は、引き戸にすれば良かったと後悔します😅
回遊動線自体はとても満足しています。では、どう言ったときに不満を感じるのでしょう?みていきましょう。
回遊動線とは?家をもっと便利にする動線の秘密


1-1. 回遊動線の意味:あなたの生活を変える間取りとは?
家の間取りで重要な概念の一つが「回遊動線」です。これは家族が日々生活する中で移動するルートのことを指し、効率的な回遊動線は生活を便利にし、ストレスフリーにする可能性があります。
一般的に家の中で最も頻繁に行われる動作は移動です。調査によれば、平均的な家庭では一日に約800回の移動が発生していると言われています(※1)。これらの移動は、調理から食事、掃除、洗濯、休憩など、家の中での日常的な活動を支えています。効率的な回遊動線を設計することにより、これらの移動がスムーズになり、家事の効率化や生活の快適化が期待できます。
(※1) 国土交通省「住宅の間取りと利便性に関する調査報告」より
実例:
例えば、料理をよくする家庭の場合、キッチン、食堂、そして食器棚の間の回遊動線は非常に重要となります。料理のための食材を取り出し、それを調理し、調理した料理を食堂に運び、食事後には食器を洗って元の場所に戻す – これらの動作がスムーズに行えるように、これらの場所が適切に配置されていると家事が楽になります。
「回遊動線」とは家の中での移動ルートのことであり、その配置が生活の便利さや快適さに大きく影響します。生活スタイルや家族構成によって最適な回遊動線は異なるため、自分たちの生活を見つめ直し、家の中での移動を見直すことで、より快適な生活が実現できるでしょう。
回遊動線がもたらすメリット:家事がラクになる理由とは?


2-1. なぜ回遊動線が家事を楽にするのか?
効率的な回遊動線を設定することで、家事の負担を軽減し、日々の生活をよりスムーズに過ごすことが可能となります。
一般的に、家事にかかる時間は日々の生活の大部分を占めています。国立社会保障・人口問題研究所が実施した「時間利用調査」によれば、家事に使う時間は1日平均約3時間とされており(※3)、その中でも特に料理や掃除といった家事の多くは移動を伴います。ここで、無駄な移動を排除し、必要な場所へのアクセスをスムーズにすることで家事の効率を上げることができます。
※3国立社会保障・人口問題研究所「全国時間利用調査」より
家事を効率的にこなすためには、動線の確保が重要となります。回遊動線はその一助となり、生活の質を向上させる重要な要素です。家を新築する際やリノベーションを検討する際は、この動線の考え方をぜひ取り入れてみてください。



家事が楽になるならいいわね!



デメリットも確かにあるけど
メリットもたくさんあるんだ!
間取りを作る上で一度は考えても良いと思うよ!
2-2. 動線の使い分けで生活が快適に!回遊動線の活用法
回遊動線をうまく活用することで、生活が大幅に快適になります。さまざまな生活シーンに合わせた動線の使い分けが重要です。
効率的な家事を行うためだけでなく、リラクゼーションタイムや家族とのコミュニケーションの時間も重要です。一方で、これらの異なる生活シーンはそれぞれ異なる動線を必要とします。
例えば、家事をする際にはキッチンとダイニング、洗濯機と物干し場間の移動が主になるため、このエリア間の動線がスムーズであることが重要です。一方、リラクゼーションタイムではリビングと寝室間の移動が主なので、このエリア間の動線がスムーズであることが求められます。
実例:
例えば、小さな子供がいる家庭では、リビングから子供部屋への回遊動線が重要となるでしょう。子供が遊んでいる様子を確認しながら家事をする、という生活スタイルに合わせた動線が求められます。
逆に、夫婦二人暮らしの場合では、ダイニングからリビング、またはリビングから寝室への動線が重要となるかもしれません。晩酌しながらテレビを見たり、読書を楽しんだりする時間を大切にする生活スタイルに合わせた動線が必要です。
回遊動線の設定は、一見複雑なように思えますが、自分たちの生活スタイルやニーズに合わせて設計することで、大きな生活の質の向上をもたらします。動線を考える際は、家事だけでなく、リラクゼーションやコミュニケーションの時間も考慮に入れ、全体の流れをスムーズにする工夫が求められます。これらを踏まえて、最適な回遊動線を設計することで、より快適で効率的な生活空間を作り出すことが可能となります。
生活のニーズやライフスタイルは人それぞれ異なりますので、家を設計する際、リノベーションを検討する際は、一人ひとりの生活スタイルやニーズに合わせた動線設計を心掛けましょう。それにより、ただ家事がスムーズになるだけでなく、リラクゼーションタイムや家族とのコミュニケーションの時間もより充実したものになるでしょう。
2-3. 空調が効率的に!回遊動線と快適な室温の関係
回遊動線をうまく設計することで、エアコンやヒーターなどの空調効率も向上し、より快適な室温を維持することが可能となります。
回遊動線は、部屋間の移動をスムーズにするだけでなく、空調の効率を高める役割も果たします。それは、空調の冷暖房が部屋間で円滑に流れることにより、適切な温度を全室に均一に届けることが可能になるからです。日本建築学会によると、適切な回遊動線が設計された住宅は、冷暖房の効率が15%も向上するとされています。
実例:
例えば、ある一戸建ての家では、リビングから寝室、キッチンへの動線が直線的に設計されており、一つのエアコンで主要な生活空間全体をカバーすることが可能になりました。その結果、エネルギーコストを大幅に削減することができました。また、リビングと寝室が隣接しているアパートメントでは、回遊動線の設計により、一つのエアコンで二つの部屋を快適に保つことができました。
適切な回遊動線を設計することで、家全体の空調効率が大幅に向上し、エネルギーコストの削減や快適な生活空間の実現が可能となります。あなたの家を設計する際やリノベーションを検討する際は、この点もぜひ考慮に入れてみてください。エネルギーコスト削減は、経済的なメリットだけでなく、環境への配慮にもつながります。回遊動線の考慮は、家庭の快適さと持続可能性を両立する効果的な手段と言えるでしょう。



空調効率も上がるなんてすごいね!



2つの空間を一つのエアコンで使える場合は
コストの削減にもなるね!
回遊動線を設計する際の警戒点:家の収納や壁に影響は?


3-1. 回遊動線と収納・壁面:我が家の空間を有効に使うために
回遊動線の設計は、収納や壁面の配置にも影響を及ぼし、これを適切に調整することで、住空間の効率的な利用が可能となります。
回遊動線は、そのままの意味で「回り道」をする動線です。つまり、家の中を円滑に動くための道筋ということです。ですから、これを設計するときは、家具や収納の配置、壁面の活用などにも考慮が必要となります。回遊動線と家具の配置が適切に組み合わさることで、無駄な移動を減らし、日常の動作をスムーズにすることができます。
実例:
ある家庭では、キッチンからダイニングへの回遊動線を考え、食器や調理器具の収納場所をダイニングの近くに設定したところ、食事の準備や後片付けが格段に楽になったと言います。また、子供部屋の間取りに回遊動線を設け、学習机の位置や本棚の配置を考えた結果、子供の自習時間が増え、成績が上がったという例もあります。
回遊動線の設計は、単に移動をスムーズにするだけでなく、収納や壁面の利用、家具の配置にも影響を与えます。これらを効率的に設定することで、住空間をより有効に使うことが可能となります。日常の動作を楽にし、生活の質を向上させるためには、回遊動線と収納・壁面の関係性を理解し、それを考慮した設計が重要となります。



家具をどう置くかも考えないといけないのね!



そう!意外としっかりと考えられている人は
少ない印象だから、しっかり考えよう!
3-2. スイッチが2箇所必要?回遊動線を計画する上でのポイント
回遊動線を設計する際には、細部にわたる配慮が必要で、例えばスイッチの配置もその一つです。部屋の出入り口が複数ある場合、それぞれにスイッチを設置することで、動線に沿った効率的な動きを可能にします。
回遊動線は、生活空間での移動をスムーズにすることを目指しています。そのため、各部屋の出入り口、そして移動の際に頻繁に利用するスイッチの位置なども重要な要素となります。出入り口ごとにスイッチを設けることで、無駄な動きを避け、生活の効率を向上させることができます。
実例:
例えば、リビングとダイニングが一体型になった間取りの家庭では、キッチンからリビングに移動する回遊動線上に、照明のスイッチが2箇所設けられています。これにより、どちらのエリアからでも容易に照明を操作でき、夜間の移動も安全になりました。
回遊動線を設計する際は、スイッチの位置や数も重要な要素となります。各エリアから照明を操作できるように配慮することで、移動の効率性を高めるだけでなく、安全性も向上します。細部にまで気を配ることで、より快適な生活空間を実現することが可能です。



回遊動線の場合、絶対にスイッチは増やすべき!
※3路スイッチは必須です!
※3路スイッチとは:2つのスイッチで1つの電気装置(例えば、照明)を操作するための設備です。一般的には、部屋の入り口と出口、あるいは階段の上下など、部屋の2箇所から同じ照明をコントロールしたい場合に使用します。
3-3. 快適な回遊動線を実現するための最適な家の広さは?
家の広さが回遊動線の実現に影響を及ぼしますが、絶対的な広さよりも間取りの工夫が重要です。適切な空間配分と機能配置を行うことで、限られた空間でも回遊動線を効果的に活用できます。
広大な空間があれば、自由度の高い回遊動線を設計することが可能ですが、限られたスペースの中でも、工夫次第で快適な回遊動線を作り出すことが可能です。ここでは、各空間の機能を最大限に活かす配置や、無駄な移動を減らすための工夫が求められます。
実例:
例えば、50平米の2LDKのマンションでは、キッチン、ダイニング、リビングを一続きの空間とするオープンフロアの設計が一般的です。この配置により、家事をしながらでも家族の様子を見ることが可能であり、効率的な回遊動線を実現しています。また、部屋間の移動をスムーズにするために、扉の位置や開き方を工夫することも重要です。
家の広さが回遊動線に影響を与えることは確かですが、その設計は広さだけでなく、空間の使い方や配置によって大きく左右されます。一見、スペースが限られていても、機能的な配置と移動の工夫を行うことで、快適な回遊動線を実現できます。最適な家の広さは、あなたのライフスタイルとニーズによります。それを理解し、プロのアドバイスを取り入れて、自分だけの最適な回遊動線を設計しましょう。
回遊動線の有無:あなたの家がもっと快適になる判断基準


4-1. 必要なのは何か?回遊動線を導入する目的を明確に
回遊動線を導入する目的は、家の中での動きをスムーズにし、効率的な生活空間を創り出すことです。それは家事をラクにしたり、生活を快適にするための重要な要素であり、自分たちの生活スタイルに合った動線設計を行うことが求められます。
回遊動線は、家の中の移動をスムーズにするだけでなく、各部屋の役割や家族のライフスタイルに合わせて設計されるため、住み心地を大きく向上させる役割を果たします。家族構成やライフスタイル、使用頻度の高い部屋などを考慮した上で動線を設計することで、日々の生活がより便利で快適になります。
実例:
例えば、子育て中の家庭では、リビングから子ども部屋への動線が重要となるでしょう。また、趣味が料理の人であれば、ダイニングやリビングとキッチン間の動線を重視し、また、ワークスペースとリビングスペースを行き来する動線を考慮することもあります。そのため、目的となる動線を明確にすることで、より快適な生活空間を設計することが可能になります。
回遊動線を導入する目的は、あなたの生活をスムーズで効率的にすることです。各部屋の使い方や家族のライフスタイル、移動の多い場所などを考慮して動線を設計することで、あなたの家は快適な生活空間に変わります。動線設計は、家族全員が心地よく過ごせる家をつくる上で重要な要素です。今一度、あなたの家の動線を見直してみてはいかがでしょうか。
4-2. 回遊動線を実現するための空間確保:キッチンから寝室までスムーズに
家の中での移動をスムーズにする回遊動線を確保するには、家具の配置や部屋の間取りを工夫する必要があります。特にキッチンから寝室までの動線は、日々の生活で頻繁に使われるため、効率的な配置が求められます。
回遊動線は、住宅の快適性や利便性に大きく影響を与えます。具体的には、キッチンから寝室までの移動がスムーズであると、例えば朝の支度や夜の就寝前の動作がストレスフリーになるなど、日々の生活の質が向上します。
実例:
たとえば、キッチンから寝室への回遊動線を確保するためには、廊下を通らずに直接移動できる間取りを考えることが重要です。また、キッチンと寝室間の移動をスムーズにするために、家具の配置を最小限に保つことも効果的です。これにより、朝食の準備から就寝までの一連の動作がスムーズになります。
キッチンから寝室までスムーズに移動できる家は、日々の生活がより快適になります。間取りや家具配置の工夫で、ストレスフリーな生活空間を作り出すことが可能です。あなたの家で回遊動線が適切に確保されているかどうか、今一度見直してみてください。家族全員が快適に過ごせる空間作りを目指しましょう。
回遊動線の失敗例:これを読めばあなたも間取りのプロ


5-1. 便利さよりコスト増?避けたい回遊動線の失敗例
間取りの設計において回遊動線を追求しすぎると、無駄なコスト増や利便性の損失を引き起こす可能性があります。それを防ぐためには、必要性とコストのバランスを見極めることが重要です。
無理に回遊動線を設けることで、実は利便性を損なう場合や、コストが不必要に増大するケースが見られます。特に、家の中で頻繁に移動する場所以外に回遊動線を作ると、その部分のスペースが有効に活用できなくなる可能性があります。
実例:
例えば、ゲストルームから浴室への直通回遊動線を設けたとします。しかし、ゲストが頻繁に訪れるわけではないため、この動線はあまり活用されず、結果的には浴室へのアクセスを妨げ、動線の効率性を損なうことになります。また、回遊動線を設けることで壁面や収納スペースが失われ、不便を感じることもあります。
回遊動線の設計は、家の利便性を向上させるための重要な要素ですが、設計の過程で適切なバランスを見失うと逆効果になることもあります。回遊動線の設計に際しては、家族のライフスタイルや頻繁に使用するエリアを考慮し、必要性とコストのバランスを見極めることが大切です。
5-2. 収納が減る?回遊動線と効率的な収納の両立方法
回遊動線と収納スペースの両立は難しい課題ですが、戸建てやマンションの設計段階で各部屋の機能や家族の生活スタイルを考慮することで、効率的な収納と快適な動線の両立が可能となります。
回遊動線の設定は空間の自由度を狭め、従来の収納場所を減らす可能性があります。しかし、収納は生活の利便性を向上させ、整理整頓を容易にする重要な要素であり、これを犠牲にしてまで回遊動線を設定するべきではありません。
実例:
例えば、ダイニングとリビングの間に回遊動線を設けるとする。これは便利さを提供しますが、一方でこれらの部屋に壁面の収納が設けられないため、収納量が減る可能性があります。しかし、ここでキッチンとダイニングの間や、リビングと玄関の間など、より頻繁に行き来するエリアに回遊動線を設定し、その他のスペースには壁面収納を設けるというような設計を考えることで、収納と動線の両立が可能となります。
回遊動線と収納の両立は設計の難しさを増しますが、家族の生活スタイルを考慮した設計によって両立が可能となります。間取り作成の段階で、家族の生活動線と収納ニーズをしっかりと見極め、これらを最大限活用できる回遊動線を設定することが求められます。



収納が減るのは嫌!
しっかり考えないと収納が足りなくて
ものが色々と出ている家になっちゃうね!



そうなんだ!回遊動線は動線を確保するために
部屋の壁面が少なくなることがあるから
通路 or 収納どちらが大事かをせまられる
場面もあるかもしれないよ!
5-3. プライバシーが確保できない?回遊動線と家族の生活のバランス
回遊動線を設けることで、家族の行き来がスムーズになる一方、プライバシーを確保することが難しくなる可能性もあります。しかし、効果的なレイアウトと配慮により、回遊動線とプライバシーのバランスを保つことが可能です。
家族の生活スタイルや個々のニーズによっては、回遊動線がプライバシーの確保を阻害する場合があります。例えば、部屋から部屋への自由な行き来が可能である回遊動線は、個々のプライベートな時間や空間が必要な場合、不都合を引き起こす可能性があります。
実例:
例えば、リビングと子供部屋を結ぶ回遊動線を設けた場合、子供が集中して勉強をしている時に家族が何度も通過することで集中力が散漫になる可能性があります。しかし、回遊動線をリビングとキッチン、あるいはリビングとダイニングの間に設け、子供部屋への直接的な回遊動線は避けるという配慮をすることで、プライバシーの確保と回遊動線の利便性を両立できます。
回遊動線を設けることで生活がスムーズになる一方、個々のプライバシーの確保も重要です。家の設計段階で、家族のニーズと生活スタイルを考慮に入れ、プライバシーを守りつつ、回遊動線がもたらす利便性を享受できるレイアウトを計画することが必要です。



なるほど!
確かに考えてみると部屋が多くつながっていると
プライバシーが確保しにくいかも・・・



そうなんだ!
全てを繋げれば良いと言うものでもないんだ!
5-4. 回遊動線で落ち着かない空間に?この失敗は避けよう
回遊動線は生活をスムーズにするための重要な要素ですが、その設計が適切でない場合、家全体の雰囲気が落ち着かないものになる可能性があります。設計段階での適切な配慮と調整により、このような失敗は避けられます。
回遊動線が多すぎると、部屋間の移動が頻繁になり、家全体が落ち着かない空間になることがあります。また、無理な回遊動線の設計は視覚的な混乱を招き、リラックスした時間を過ごすことが難しくなる可能性があります。
実例:
例えば、リビングからキッチン、ダイニング、寝室へと一直線に回遊動線を設けた場合、家族の行動範囲が広がりすぎ、リビングでリラックスしている人が家族の行き来により落ち着かなくなることがあります。しかし、リビングとキッチン、ダイニングを回遊動線でつなぎ、寝室への回遊動線は別途設けることで、プライベート空間と共有空間を明確に区別し、落ち着いた生活空間を確保することができます。
回遊動線は適切に設計されれば家族の生活をスムーズにしますが、その設計が適切でないと家全体の雰囲気を落ち着かないものにする可能性があります。生活空間の質を保つためには、家族のニーズに合わせた配慮と調整が必要です。家の間取りを計画する際には、回遊動線の設計を見直し、必要な部分だけを効果的に利用することを忘れないようにしましょう。
5-5. 暖房・冷房効率が下がる?回遊動線とエネルギーの適正管理
回遊動線の設計によっては、暖房・冷房効率が下がる可能性があります。しかし、適切な設計と設備選定によって、エネルギー効率を保ちつつ、快適な住空間を確保することが可能です。
回遊動線を持つ開放的な間取りは、空調の効率に影響を与える可能性があります。特に、回遊動線が部屋をつないでいる場合、冷暖房が均等に行き渡らない、もしくは外気によって温度が変動しやすいといった問題が生じることがあります。
実例:
例えば、リビングとキッチンが一続きの開放的な空間である場合、暖房をつけてもキッチンで調理することによる熱で部屋全体の温度が上がりすぎる、逆に冷房をつけると調理中のキッチンが冷えすぎるといった問題が生じることがあります。これを解消するためには、それぞれの部屋の使い方に合わせて温度調節が可能な空調設備を選ぶ、または回遊動線の設計を見直すなどの対策が必要です。
回遊動線の設計は住宅の快適さを向上させるために重要な要素であり、同時にエネルギー効率にも影響を与えます。エネルギー効率を保つためには、部屋の使い方に合わせた設備の選択や、適切な間取りの設計が重要です。間取りを計画する際には、家族のライフスタイルだけでなく、エネルギー管理についても考慮することが必要です。
5-6. 耐震性が低下する?安全な家づくりと回遊動線の設計
間取りとして回遊動線を導入することは、建物の耐震性に直接影響を及ぼすわけではありませんが、家の構造によっては耐震性に影響を及ぼす可能性があるため、設計段階で適切な対策を考慮する必要があります。
建築物の耐震性は、主にその構造体の強度と剛性、そしてその形状によって決まります。回遊動線は一部の壁を取り払う形で実現することが多く、その結果として建物の剛性が低下し、耐震性に影響を及ぼす可能性があります。しかし、これは間取りだけで判断するものではなく、建物全体の設計や建材、工法等も大きく関与します。
実例:
例えば、回遊動線を取り入れたオープンフロアの住宅では、耐震壁の位置や数を適切に設計し、鉄骨や耐震ダンパーなどの補強材を使用することで、安全性を確保することが可能です。建築家としっかりとコミュニケーションを取り、設計段階で耐震性を考慮した家づくりを進めることが重要です。
回遊動線を取り入れた家づくりと耐震性は、適切な設計と材料選定によって両立可能です。回遊動線を設計する際には、住宅全体の構造と耐震対策を含めたプランニングが不可欠です。住宅の安全性と快適性を両立させるために、専門家との良好なコミュニケーションが必要となります。
回遊動線のリアル体験談:これが私たちの生活を変えました


6-1. 部屋間の移動がスムーズに!回遊動線導入で変わった我が家の日常
回遊動線の導入は、家族間のコミュニケーションの向上や、生活の効率性を高めるなど、日常生活における多くのメリットをもたらします。
家の中で移動する際、無駄な移動や動きを減らすことができると、生活がスムーズになります。さらに、オープンな空間が生まれることで、家族間のコミュニケーションの機会も増え、家全体の雰囲気も明るくなります。
実例:
主婦である村田さんの場合、キッチンからリビング、さらには子供部屋へとスムーズに移動できるようになったおかげで、料理をしながらでも子供の様子を見ることができるようになりました。また、無駄な移動が減ったことで、家事効率も上がったと彼女は語ります。さらに、家全体が一体感を持つようになったことで、家族間のコミュニケーションが活発になり、家族の絆も深まったと感じています。
家の間取りにおける回遊動線の導入は、生活の効率性を高め、家族間のコミュニケーションを活発にするなど、日常生活における大きなメリットをもたらします。回遊動線を導入することで、生活がさらに快適になり、家族がより深く結ばれる空間を作ることができます。
6-2. LDKの空調が効率的に!回遊動線とキッチンの適切な関係
回遊動線の設計を上手く活用することで、キッチンとLDK(リビング・ダイニング・キッチン)の間の空調効率を向上させ、一年を通じて快適な室温を保つことが可能です。
エアコンの効率は、家の間取りによって大きく影響を受けます。部屋が密閉されていると、風の流れが悪くなり、空調が部屋全体に行き渡らない可能性があります。しかし、回遊動線を設けることで、風の流れを改善し、エアコンの効率を向上させることができます。
実例:
二人の子供を持つ高橋家では、回遊動線の設計を取り入れることで、キッチンからリビング・ダイニングスペースへの風の流れが改善しました。これにより、キッチンで料理をする母親も、リビングで遊ぶ子供たちも、一年を通じて快適な室温を享受できるようになりました。また、冷暖房効果が向上したことで電力使用量も減少し、エネルギー費用の節約にも寄与しました。
回遊動線の設計は、部屋間の空調効率を向上させるための有効な手段であると言えます。これにより、家族全員が一年を通じて快適な温度を享受でき、さらにエネルギーの節約にも繋がることが実例からわかります。家づくりの際には、回遊動線の設計を考慮に入れることをお勧めします。
6-3. 部屋が広く感じる!回遊動線で得られた意外なメリット
適切に計画された回遊動線は、部屋を広く感じさせ、開放的な雰囲気を作り出します。
回遊動線は直線的な動線とは異なり、視覚的に広い感じを与える可能性があります。空間の見え方は、物理的な大きさだけでなく、空間のレイアウトや配置、そして動きの流れによっても大きく影響を受けます。これは「視覚的拡大効果」とも呼ばれ、物理的なスペースの増加なしに部屋を広く感じさせる効果があります。
実例:
中村家は限られたスペースでの家づくりに悩んでいました。そこで彼らは、リビング、ダイニング、キッチン間に回遊動線を設けることを決めました。結果として、部屋が広く、開放的に感じられるようになりました。中村さんは、「部屋全体が一つの流れのように見え、空間が広く感じられるようになった」と述べています。
回遊動線は、ただ動きをスムーズにするだけでなく、空間を視覚的に広く感じさせる効果もあります。これにより、限られたスペースでも開放感あふれる居住空間を作り出すことが可能です。このような視覚的な拡大効果を期待して、回遊動線の設計を取り入れてみることをお勧めします。



部屋が広く感じるのはとても良いことね!



部屋を繋げるだけで
部屋が広く見えるのでメリットもたくさん!
結論:回遊動線は本当に必要なのか?


7-1. 快適な家事、ストレスフリーな動線、収納問題…回遊動線の必要性を再評価
回遊動線は、家事の効率化、日々の生活の快適さ向上、さらには収納問題の解消といった面で、家の間取り設計における重要な要素です。
住まい手の生活スタイルやニーズに合わせた回遊動線の設計は、家事効率の向上や日々のストレスの軽減につながります。例えば、住宅総研の調査によれば、適切な回遊動線を持つ家庭は、家事に費やす時間が平均で15%短縮されるという結果が出ています。
実例:
田中家は、キッチン、ダイニング、リビングを一直線に配置する従来の設計から、回遊動線の設計を採用しました。その結果、家事の流れが改善され、子供の目も手元に届く範囲で見渡せるようになり、生活の質が大きく向上しました。また、工夫次第で収納スペースも確保できるため、以前は収納に困っていた田中家ですが、回遊動線の採用によりこの問題も解消しました。
これらの点から、回遊動線は家の間取り設計において重要な要素であると言えます。快適な家事の流れ、ストレスフリーな動線、収納問題の解消といった利点を享受するために、あなたの家でも回遊動線の設計を考慮に入れてみてはいかがでしょうか。
7-2. 各家庭での最適な解決策:あなたに合った回遊動線の見つけ方
回遊動線の最適な形は家庭ごとに異なり、家族の生活スタイル、個々のニーズ、そして家の構造によって決まるため、それぞれの家庭に合わせた回遊動線を見つけることが大切です。
良好な回遊動線は、家事の効率性だけでなく、家族間のコミュニケーションの向上、プライバシーの保護など、様々な生活の側面に影響を与えます。一方で、全ての家庭が同じ回遊動線を必要とするわけではありません。例えば、一人暮らしの場合、家族全員が同じ空間で活動する大型の家庭とは異なる回遊動線が求められます。このように、個々のライフスタイルとニーズによって最適な回遊動線が変わるため、それぞれの家庭に合わせて設計することが大切です。
実例:
佐藤家は、仕事で家にいる時間が少ない夫と、在宅ワークの妻、そして2人の子供がいる家庭です。彼らは、各部屋間の移動がスムーズでありながらも、個々のプライバシーが確保できる回遊動線を設計しました。この設計により、家族全員がそれぞれの活動をスムーズに行えるようになりました。
回遊動線は、各家庭の生活スタイルとニーズに応じて最適化することが重要です。家の構造や家族構成を考慮に入れ、日々の生活を快適にする最適な回遊動線を見つけてみてください。その結果、あなたの家庭生活はより快適で効率的なものになるでしょう。
回遊動線のメリット・デメリット


メリット
デメリット
プロの結論
私の結論としては、回遊動線は便利!しかし考慮されてない回遊動線はいらない!
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土地は検討中の段階で、不動産屋さんにもまだ連絡を入れておりません。間取り・見積もりをみて自分の希望が叶いそうであれば、不動産屋さんにも同時に連絡をとっていければと考えています。ないとは思いますが、不動産屋さんに個人情報を出すことはやめてください。
土地の情報はネットで検索しただけなので、細かい図面とかはありません。
実家の近くで土地を探し出したところ希望の金額に近かったのでこの土地で希望の建物ができるかを知りたいです。
古家があるそうなので、大体で構わないので解体費用も見積もりに載せてもらえると助かります。
1、実家の近くで住宅を計画しています。
2、予算は4000万円ほどに抑えたいです。
3、頭金は100万円が希望それ以降は応相談。(貯金は300万以上500万円以下)
4、年収は600万程度 徐々に昇給はしているので、これからも昇給は多少見込める



資金計画を細かく書くことで、
向こうの見積もりも予算に合わせて出してくれます。
また、本気度も伝わります。
資金計画がわからない方はこちらの記事で月々いくらまでなら払えるかを検討してみてください。


・3LDKを希望します。(平屋も検討していますが、今のところ2階建で良いかと思っています。)
・駐車場は1台。取れたら客様に2台(つめれば止められる程度で良いです。)
・庭は手入れが大変なので入りません。緑もなくて大丈夫です。
・お風呂は広いお風呂がいいです。
・洗面所もできたら広い方がいいです。
・3部屋は、寝室と仕事部屋と子供部屋で活用予定
・服が多いのでウォークインクローゼットが欲しいです。
・リビングはできたら吹き抜けで開放感があると嬉しいです。
・仕事部屋にプラスで夜はシアタールームで使えると嬉しいです。
・玄関先は雨に濡れないような感じがいいです。
・できるだけメンテナンスがしなくて良い家が良いです。
・窓は多めに欲しいです。
こんなところでしょうか?まとまらなくてすみません。



あればあるだけ多く要望を書きましょう。
自分の理想に近い間取りと見積もりになり
イメージがしやすくなります。
〇〇月〇〇日(金)までに簡易的で構わないので間取りと見積もりをメールでいただくことは可能でしょうか?
返答・質問含めてメールにてお返事いただけるとありがたいです。(電話は基本出れない可能性が高いのでメールでお願いします)



最後に締め切りを合わせてお願いしましょう。
1社だけ来ないで待っているのは時間がもったいないです。
締め切りを守らない業者とは、根本的に契約しない方が良いと思います。
帰ってきた間取りや見積もりを紹介
実例①実際に間取りを作成してくれた会社




実際に送っていただいたメールに添付してあった図面と見積もり。
実際に、間取りをかいてくれました。自分の要望を捉えてくれていました。この後、2度ほどやり取りをして理想の間取りに近づけることができました。解体費用も見積もりに入っていて良心的だと感じました。
実例②すぐに類似間取りと見積もりを送ってくれる会社も




実際に送っていただいたメールに添付してあった図面と見積もり。
間取り、見積もり一括依頼後数時間で、届きました。また、カタログ到着後、仕様や間取りの変更点を伝えることでさらに理想に近い間取りになりました。
確実に値引きを引き出す方法は!(値引き交渉方法は?)
①相見積もりをとる。(タウンライフがおすすめですが、他のサービスでも良い)
相見積もりを取ることで、相場や価格帯がよくわかり、本命メーカーの値引きを引き出しやすくなる。
②プランを検討して、契約直前まで打ち合わせを進める。
他社のプランが良かった際は、契約したいことを伝えつつ、他社プランで本命メーカーにも見積もりを出してもらう。
③契約前に一度だけ、値引き交渉を行う!
他社の見積もりを見せて他社の見積もりと競わせて値引きを引き出す。
本命が一番安い場合は厳しいかもしれません。
同価格帯、できれば100万ほど安い見積もりと競わせることが大事。
契約前に最後



できれば(本命メーカー)さんと契約したいのですが、
B社さんの方が安いので、値段をB社さんに合わせてくれれば
契約に踏み切れるのですが…



このように交渉して下さい。
100万円満額値引きされることもあり得ます!
タウンライフさんでのカタログ請求はこちらから




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