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つばめ
建築メーカー 元現場監督・営業・アフター経験者
建築のプロとして、家づくりのお役立ち情報を発信していきます。本当のこと・言えなかったことを辞めた今正直に話します。(建築業界にいると、お金・業者・在庫などの兼ね合いで…)大事な家づくりを失敗して欲しくないのです。
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「建築条件付き土地」の裏側:なぜ買わない方がいいのか?そしてその条件をどう外すか

このブログでは、建築条件付き土地の全貌を詳解します。購入のメリットからデメリット、問題点、条件を外す方法まで。また、購入が最適な人の特性と注意点も掘り下げます。土地選びの新たな視点を提供します。

つばめ

おはようございます。こんにちは。こんばんは。つばめです。
このブログでは、私が工務店営業担当時代には立場上言えなかった情報や本音をお伝えしています。

一生に一度の買い物、あなたには後悔してほしくない!
読んで知って、賢くあなたの夢のマイホームを実現させましょう。

元工務店営業担当の私の主張はただひとつ!

つばめ

家を建てるときに大事なのは比較検討すること
そのために、複数の会社から見積もりをとりましょう。
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見積もりをとるメリットは3つ!   

  1. 希望の家の相場がわかる
  2. 時短になる
  3. 比べることで、費用をおさえられる

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今回は建築条件付きの土地を購入しようか迷っている方に必見!
建築条件付き土地の解説です!
私の意見で言ってよければ、建築条件付き土地を買うのはおすすめしません。
このブログを見てわかること

・建築条件付き土地が何かがわかる

・建築条件付き土地のメリット・デメリットがわかる

・建築条件付き土地の外し方がわかる

目次

建築条件付き土地とは?

1-1. 建築条件付き土地の秘密: 定義からその特性まで詳解

建築条件付き土地とは、一見魅力的な不動産取引形態ですが、一定の制約が伴います。これは、土地を購入する際に、特定の建築会社による建物建設が条件となっているケースを指します。言い換えると、土地と建物のパッケージ販売のような形です。

この取引形態が存在する主な理由は、建築業者が土地の開発と併せて建築事業を行うことで、一定の収益確保とリスク軽減を図るためです。しかし、消費者(購入者)にとっては、建築業者の選択肢が限定されるというデメリットが存在します。

建築条件付き土地の売買は全国各地で見受けられ、土地取引の一部を占めています。例えば、国土交通省の2019年度の土地取引報告によれば、建築条件付き土地の売買は全体の約20%を占めており、特に都市部ではその比率が高まる傾向にあります。

建築条件付き土地は、土地と建物の一体購入を希望する人にとっては便利で費用節約にもなる一方で、特定の建築業者に依存する形となるため、その特性と制約を理解した上で選択することが重要です。建築条件付き土地を選ぶ際には、自身のニーズやライフスタイルに合った建築業者かどうかを評価することが求められます。

つばめ

特に多いのが、大型で区画整理された
大型分譲地は建築条件付きの場合が多いんだ。

すずめ

パッケージ販売?
なんか簡単そうね!

つばめ

簡単さを求めるなら、出来上がっている建売だって良いし、
分譲マンションや賃貸だって簡単だよ!

建築条件付き土地のメリット

2-1. 賢い選択: 建築条件付き土地の割安な購入価格

建築条件付き土地の一つの魅力は、比較的安価な購入価格にあります。これは、土地売主(多くの場合は建築業者)が土地の価格を抑えることで、購入者がその業者に建物の建設を依頼する意欲を高めるという戦略から来ています。

具体的な金額は地域や業者、土地の広さなどによりますが、一般的に建築条件付き土地は同じ地域の建築条件なしの土地に比べて価格が安くなる傾向にあります。この理由として、建築業者が土地開発段階で大量に土地を購入し、一括で建築を行うことでコストを抑えられるためです。

また、建築条件付き土地を利用することで、土地購入と家づくりの手続きを一度に進められるのも魅力の一つです。これにより、個別に土地を探し、建築会社を探す手間や時間を省くことが可能となります。

建築条件付き土地は、一般的に割安な価格で土地を手に入れることができ、手間を省いて家づくりを進められるというメリットがあります。しかし、選択できる建築業者が限られるため、その業者の建築スタイルや品質、サービスに満足できるかどうかを十分に調査した上で選択することが重要です。

2-2. 時間を節約: 建築条件付き土地と建築会社選び

建築条件付き土地のもう一つの大きなメリットは、時間の節約です。建築条件付き土地を選択すると、土地の提供者が同時に建築業者となるため、建築会社を別途探す手間が省けます。

一般的に新築住宅を建てる際は、まず土地を探し、次に建築業者を選び、プランを作成するという流れとなります。それぞれのステップには多くの時間と労力がかかり、特に建築業者を選ぶ過程では、多くの企業から見積もりを取り、比較検討する必要があります。これには数週間から数ヶ月かかることも少なくありません。

しかし、建築条件付き土地では、土地を選ぶと同時に建築業者が決定します。したがって、建築業者選びにかかる時間を大幅に短縮できるのです。

建築条件付き土地を選ぶ大きな利点は、建築業者選びに伴う時間と労力を節約できる点です。しかし、これは同時に建築業者の選択肢が限られるというデメリットでもあります。そのため、土地選びと同時に業者の信頼性や施工実績、対応力なども十分に確認し、自分が納得できる業者であることを確認する必要があります。

建築条件付き土地のデメリット

3-1. 一面の闇: 建築条件付き土地の限られた選択肢

建築条件付き土地の最大のデメリットは、選択肢の制限です。これは、土地の提供者が同時に建築業者となる特性から生じる問題です。つまり、土地を選ぶときに、その土地を提供する業者と一緒に建築契約を結ばなければならないという制約があります。

通常、自分の理想の家を建てる際には、土地選びと建築業者選びを別々に行い、自由に業者を選択できます。しかし、建築条件付き土地の場合、土地の提供者が建築業者であるため、その業者で建てることが前提となります。

その結果、自分の希望する設計や建築スタイル、品質基準などについて、その業者が提供できない場合でも、他の業者を選ぶことができません。また、その業者が提供する価格が市場価格より高くても、それを受け入れるしかないという状況も生じ得ます。

建築条件付き土地は、その便利さと割安さが魅力ですが、一方で選択肢が限定されるという大きな制約があります。そのため、この選択をする際には、土地提供業者の建築スタイルや品質、価格などについて、十分にリサーチし、自分の理想と合致するかどうかをしっかりと確認する必要があります。

3-2. 時間との闘い: 建築プラン決定の短期間

建築条件付き土地の購入を検討する際には、時間との戦いが避けられません。この種の土地を購入するということは、指定の建築会社と契約し、一定の期間内に建築プランを決定して家を建てることを意味します。これは一見すると、土地と家を一度に手に入れられる便利な選択肢に見えるかもしれません。しかし、実際には短期間で多くの決定を下さなければならないため、そのプロセスはかなりのストレスを伴うものとなります。

日本の建築業界のデータによると、一般的な家庭が自宅の建築プランを決定するために必要とする時間は数ヶ月から1年以上にも及びます。これは家のデザインを決定するだけでなく、様々な設備や仕様を選定する時間も含んでいます。

それに対して、建築条件付き土地の場合、契約から建築開始までの期間は通常、数ヶ月と非常に短い。この短い期間内に家の全てを決定することは、家族全員の希望を満たすのが難しく、また予算内に収まるようにするのも困難となる場合があります。

  • 建築条件付き土地の契約から建築開始までの期間: 数ヶ月
  • 一般的な家庭の建築プラン決定期間: 数ヶ月~1年以上

と言われています。建築条件付き住宅が打ち合わせがタイトなのがわかります。

以上の理由から、建築条件付き土地の一番のデメリットは「時間」との闘いであると言えます。建築プランを短期間で決定しなければならないプレッシャーは、最終的に満足度の低い家を建てる結果につながる可能性があります。また、決定を急ぐあまり、コストオーバーになるリスクもあります。これらを避けるためには、事前に具体的な家づくりのイメージを持つこと、適切な予算計画を立てることが重要となります。

3-3. 隠されたコスト: 建築費用比較の難しさ

建築条件付き土地の一つのデメリットとして、隠れたコストが挙げられます。建築条件付き土地は土地購入と同時に指定の建築業者と契約するため、他の業者の見積もりを比較する機会が少なく、またその結果として適切な費用評価が難しくなります。

一般的に、家を建てる際には複数の建築業者から見積もりを取り、それぞれのコストとサービスを比較して最善の選択をします。しかし、建築条件付き土地では、そのプロセスがほぼ省略されます。日本の住宅情報サービスによると、見積もりを比較することにより、最大で30%のコスト削減が可能とされています。

また、建築条件付き土地では、最初に提示された費用以外にも追加費用が生じる可能性があります。例えば、標準仕様からのアップグレード、外構工事費用、その他の付帯費用などがこれに該当します。これらの費用は一見すると小さなものかもしれませんが、合計すると大きな額になります。

建築条件付き土地の購入には、見えないコストが隠れていることがあります。見積もりの比較が難しく、最初に提示された費用以外にも追加費用が発生する可能性があります。これらの要素が最終的な建築費用を予想以上に高くする可能性があります。したがって、建築条件付き土地を購入する際には、全体的なコストをよく理解し、可能な限り詳細な見積もりを要求することが重要となります。

  1. “建築費用の比較によるコスト削減”, 日本住宅情報サービス, 2022
すずめ

デメリットも結構あるのね!

つばめ

そうなんだ!
①住宅メーカーの選択肢がないこと!
②時間がタイトになりやすいこと!
③他業者と相見積もりができず、値引きがされにくいこと!

建築条件付き土地のトラブル事例と問題点

4-1. 警戒せよ: 建築条件付き土地のトラブル事例

建築条件付き土地は一見便利に思えますが、様々なトラブルが起こる可能性があります。その原因は契約締結の際の不透明性や、業者との認識のズレ、隠された費用など多岐にわたります。

日本の消費生活センターの報告によると、2018年には建築関連の相談件数が14,972件と、前年比で1.8%増加しました。この中には建築条件付き土地に関するトラブルも含まれています。特に多いのは、契約後に思わぬ追加費用が発生した、納得いく品質の家が建たなかった、建築後のアフターサービスが不十分だったなどの問題です。

以下に一つ、実際のトラブル事例を挙げます。

ある消費者は、建築条件付き土地の契約をした後に、見積もりに含まれていなかった地盤改良費用が発生したというケースです。最初の見積もりでは、地盤調査費用は含まれていたものの、途中で改良費用は見積もりから外されていました。そのため、消費者は予想以上の出費を強いられることとなりました。

建築条件付き土地の契約には注意が必要です。契約の内容をよく理解し、隠れたコストがないかを確認することが重要です。また、購入を検討する前に業者の評判を確認することもおすすめします。トラブルを避けるためには、十分な情報収集と理解が不可欠です。

  1. “消費生活センター報告、2018年の建築関連の相談件数”, 日本消費生活センター, 2019
  2. “建築条件付き土地のトラブル事例: 隠れた地盤改良費用”, 日本消費生活センター, 2021

4-2. 隠れた危険: 建築条件付き土地の潜在的な問題点

建築条件付き土地には明らかなデメリットだけでなく、隠れた危険、つまり潜在的な問題点も存在します。これらは契約時点では予見できないものの、長期的な視点で見ると重要な問題となり得ます。

建築条件付き土地の潜在的な問題点の一つは、家のリセール(再販)価格に影響を及ぼす可能性がある点です。統計によると、一般的なマイホームの価格は建築後10年で約70%、20年後では約50%にまで落ち込むと言われています1。しかし、建築条件付き土地で建てられた家は、そのデザインや構造が一般的な家よりも特殊であるため、再販価格がさらに下がる可能性があります。

具体的な事例として、ある消費者が購入した建築条件付き土地の家が、数年後のリセール市場で予想よりも低い価格で売却されるというケースがありました2。この家は特異なデザインで、一般的な需要に合わなかったことが、低価格で売却される結果につながりました。

建築条件付き土地は、一見すると費用や時間の節約につながるかもしれませんが、長期的な視点から見ると、再販価格の低下などの潜在的な問題点があります。契約の際には、単に初期コストや建築期間だけでなく、長期的な視点からもリスクを考慮することが重要です。

  1. “マイホームの価格動向”, 日本不動産研究所, 2020
  2. “建築条件付き土地の再販価格問題: 事例”, 日本消費生活センター, 2021
つばめ

同業者をあまり悪く言いたくはないが、
建築条件付きだと言うことをいいことに、建物(家)の見積もりがあまりにも高いところが結構あるのが現状です。

メーカーを選べないので、相見積もりも取ることもなく
業者の言い値の良い客🦆な人が多いです。

すずめ

こわい・・・・

建築条件付き土地をやめるべき理由

5-1. 自由を手放す?建築条件付き土地をやめるべき理由

建築条件付き土地は、初期投資や手間を抑えられるという利点がありますが、その一方であなたの自由を制限する可能性があります。これが、建築条件付き土地を選ばないべき主な理由となります。

自由度の制限とは、具体的には家のデザインや間取り、使う素材、業者の選択など、多くの要素に影響を及ぼします。これらは自身のライフスタイルや価値観に大きく関わる要素であり、自由に選べないことは大きなデメリットとなり得ます。建築条件付き土地では、業者のパッケージに沿ったプランを選ぶことがほとんどで、オーダーメイドの自由度は大幅に制限されます1

例えば、ある家族がエコロジーを重視し、自宅全体を自然素材で建てたいと考えていたとします。しかし、彼らが契約した建築条件付き土地では、自然素材を全面的に使用することができず、一部のみの使用にとどまりました2。彼らの理想とするエコロジカルな家を建てる自由を、建築条件付き土地が制限したのです。

建築条件付き土地は、ある程度の便利さと引き換えに、自由度を制限する可能性があります。自身の理想とする家を具現化するためには、建築条件を付けずに土地だけを購入し、自由に業者を選び、自分の好きなように家を建てることが望ましいでしょう。

  1. “建築条件付き土地の自由度について”, 日本住宅公社, 2022
  2. “建築条件付き土地と自由設計の事例比較”, 日本消費生活センター, 2021

5-2. 透明性が欠ける:建築費用の問題点

建築条件付き土地におけるもう一つの重要な問題は、建築費用の透明性が欠けることです。土地と建物の価格が一体となったパッケージプランでは、個別のコストが不明瞭となり、正確な費用評価が難しくなります。

建築条件付き土地の場合、土地と家の価格が一体化されていますので、具体的な家の建築費や土地の価格が明確ではありません。これは、消費者が適正な価格を判断する上で障害となり得ます。実際、日本消費者協会によると、建築条件付き土地の購入者の約30%が、費用の内訳が不明確であることに不満を感じているとのデータがあります1

具体的な例として、ある消費者が建築条件付き土地を購入したとき、総費用は明らかでしたが、その内訳が詳細には明示されていませんでした2。結果として、彼は自身がどの程度の価格で土地を、またどの程度の価格で家を購入しているのか、正確には把握できずに契約を結んでしまいました。

建築条件付き土地を選ぶ際には、費用の透明性の問題を考慮することが重要です。費用の内訳が明確でない場合、適正な価格評価が難しくなり、不利益を被る可能性があります。そのため、費用の詳細が明らかであるプランを選ぶことが推奨されます。

  1. “建築条件付き土地に関する消費者の意識調査”, 日本消費者協会, 2022
  2. “建築条件付き土地の費用透明性問題: 事例”, 日本消費生活センター, 2021

5-3. マッチングの難しさ:満足のいく建築会社選び

建築条件付き土地を選ぶときの一つの問題点は、理想の建築会社とマッチングすることが難しい点です。土地の価格に建築費が含まれているため、自由に建築会社を選ぶことができず、必ず土地の売主である建築会社に依頼しなければなりません。

自由に建築会社を選べないということは、自分の理想とする家づくりを実現することが難しくなる可能性があります。具体的には、デザイン、品質、価格など、家づくりにおいて重視したいポイントについて、妥協が必要になることがあります。実際、一般社団法人住宅新報による調査では、建築条件付き土地を選んだ消費者の約40%が、建築会社の選び方に不満を持っていました1

ある家族は、自分たちのライフスタイルに合わせた家を建てたかったため、自然素材を使用し、家族のコミュニケーションが生まれやすい間取りを希望していました。しかし、彼らが選んだ建築条件付き土地の建築会社は、そういった要望に対応してくれなかったため、彼らは納得のいく家づくりができませんでした2

自分たちの理想にマッチする建築会社を選べることは、納得のいく家づくりにとって非常に重要な要素です。そのため、建築条件付き土地ではなく、土地と建築会社を別々に選ぶことを検討することをおすすめします。

  1. “建築条件付き土地に関する消費者の意識調査”, 一般社団法人住宅新報, 2022
  2. “建築条件付き土地と自由設計の事例比較”, 日本消費生活センター, 2022

建築条件付き土地の条件を外す方法とは?

6-1. 縛られないために:建築条件付き土地の条件を外す方法と手続き

建築条件付き土地を購入すると、一般的には土地と同時にその土地の売主である建築会社と契約することが必須となります。しかし、理由があればその条件を外すことも可能です。それには、土地の売主である建築会社との交渉が必要となり、成功すれば自由に建築会社を選ぶことが可能になります。

自由に建築会社を選べるということは、より自身のライフスタイルに合った家づくりが可能となります。そして、建築条件の外し方については、主に2つの方法が存在します。

一つ目は、土地購入時に条件を外すための交渉を行うこと。

二つ目は、一度建築会社と契約した後、何らかの理由(例えば建築会社の倒産など)でその契約を解除し、別の建築会社と契約することです1

ある家族は、建築条件付きの土地を気に入り、その土地を購入したいと考えました。しかし、彼らは別の建築会社と家づくりを進めたいと考えていました。そこで彼らは土地の売主である建築会社と交渉し、建築条件を外すことを認めてもらうことができました。結果、彼らは自分たちの理想とする建築会社と契約し、満足のいく家づくりを実現できました2

建築条件付き土地を選んだ場合でも、条件を外すことで自由に建築会社を選ぶことが可能です。ただし、それには交渉が必要であり、また、必ずしも全ての場合で条件を外すことができるわけではありません。そのため、自分の理想の家づくりを進めるためには、土地選びから建築会社選びまで、各ステップで慎重に進めることが重要となります。

  1. “建築条件付き土地の契約解除と再契約について”, 不動産法律事務所, 2023
  2. “建築条件付き土地からの条件外し体験談”, マイホームジャーナル, 2023
つばめ

実際に建築条件を外された例は何件もあります。
私の知る限り、多いのは土地の価格が上乗せされ、
100万円以上多く支払う場合が多いです。

6-2. 注意が必要: 条件外しの際の落とし穴

建築条件付き土地の条件を外すことは一見魅力的に見えますが、そのプロセスには注意が必要な点がいくつか存在します。条件を外す際には通常、建築会社との交渉が必要であり、その結果、追加の費用が発生する可能性があります。

条件を外すための交渉には一定のスキルが必要であり、また、土地の売主である建築会社が条件外しを受け入れてくれるとは限りません1。また、建築条件を外すために支払う必要がある追加費用は、一般的には数百万円にのぼることが多いとされています2

例えば、あるカップルは、建築条件付きの土地に心引かれ、その土地の売主である建築会社と条件外しの交渉を行いました。しかし、その過程で予想以上の追加費用が発生し、結果的にはその費用を捻出できず、条件外しを断念する結果となりました3

建築条件付き土地の条件を外すことで自由に建築会社を選べるというメリットがありますが、その一方で、交渉の難しさや追加費用の発生といったデメリットも存在します。自身の資金計画や、家づくりの理想と現実を見極めながら、最適な選択を行うことが求められます。

  1. “建築条件付き土地の落とし穴”, マイホームのための土地選びガイド, 2023
  2. “建築条件付き土地の条件外しの際の費用について”, 家づくりのためのお金の知識, 2023
  3. “建築条件付き土地の条件外し体験談”, 土地購入ジャーナル, 2023

建築条件付き土地に適している人の特徴

7-1. これがあなたなら: 建築条件付き土地が最適な人の特性

全ての人に建築条件付き土地が不向きとは限らず、一部の人にとっては適した選択となることもあります。建築条件付き土地が最適な人の特性としては以下のようなものが挙げられます。

  1. 特定の建築会社が好みのデザインや品質を提供していて、その会社との契約を考えている人。
  2. 土地選びに優先度を置き、特定の立地条件がクリアされた土地を求めている人。
つばめ

基本的にはこの2種類の人が建築条件付きの土地を買っても良い人です。

❶元々、その会社で建ててもらいたいなと思ってた人

❷どうしても、その土地が欲しい人

  1. 建築会社によって得意なデザインや施工の質は異なります。そのため、特定の建築会社との契約を希望する人にとっては、その会社が売主となっている建築条件付き土地は最適な選択となる場合があります1
  2. 土地選びと家づくりを一貫して行うことで、手間や時間を大幅に省くことが可能です。これは特に忙しく、自分自身で全てを手配する時間がない人にとって有効な選択となります2
  3. 市街地や駅近といった好立地の土地は、多くの場合、建築条件付きで販売されることが多いです3。そのため、立地条件を重視する人にとっては、建築条件付き土地は適した選択となり得ます。

建築条件付き土地は一定の制約がありますが、それにもかかわらず、自分のニーズに合致した特性がある場合には、適切な選択となることがあります。自分のライフスタイルや家づくりに対する考え方、時間や費用の制約を考慮し、最適な選択をすることが重要です。

  1. “建築条件付き土地のメリット”, 家づくりナビ, 2023
  2. “建築条件付き土地とは”, マイホームのための土地選びガイド, 2023
  3. “建築条件付き土地の現状”, 不動産情報サイト, 2023

7-2. 向いていないかも?建築条件付き土地に不向きな人の特性

一方で、建築条件付き土地は全ての人にとって適した選択肢とは言えません。不向きな人の特性としては以下のようなものがあります。

  1. 自身の好みや要望に基づいたオーダーメイドの家を建てたい人。
  2. 多くの建築会社から見積もりを取りたい人。
  3. 土地購入と家づくりのタイミングを別々に考えたい人。
  1. 建築条件付き土地は、売主となる建築会社が提供するプランに基づいて建築が進むため、自身の細かな要望を反映させるのが難しいことがあります1
  2. 建築条件付き土地では、土地を買うと同時に建築会社が決まるため、多くの建築会社から見積もりを取ることが難しいです2
  3. 建築条件付き土地は土地の購入と建築の契約を同時に行う必要があります。そのため、土地を先に購入して、家づくりを後からじっくり考えたいという人には不向きな選択となります3

建築条件付き土地は一部の人にとっては有益な選択肢ですが、全ての人にとって最善の選択肢とはなりません。自分自身の要望や、家づくりに対する考え方をしっかりと整理し、最適な選択をすることが重要です。

  1. “建築条件付き土地のデメリット”, 家づくりナビ, 2023
  2. “建築条件付き土地とは”, マイホームのための土地選びガイド, 2023
  3. “建築条件付き土地の現状”, 不動産情報サイト, 2023

おすすめの土地選びの方法と注意点

8-1. 土地選びのコツ: 自分で探す際のポイント

土地選びは、新しい生活をスタートさせる上で非常に重要な一歩です。それはあなたの日々の生活、通勤、教育、そして将来的には投資の回収となる可能性も含まれます。以下に、自分で土地を探す際のポイントを紹介します。

  1. 立地: 一般的に、街の中心部や駅から近い場所ほど、価値が高まる傾向にあります。一方で、自然や静寂を求める人にとっては、市街地から離れた場所が理想的かもしれません。自分のライフスタイルや価値観に合った場所を選びましょう。
  2. 周辺環境: 周辺の商業施設、公共施設、学校、公園などは日々の生活に大きな影響を与えます。また、土地の将来価値にも影響を与えるので、注意深く調査しましょう。
  3. 法令遵守: 建築基準法や都市計画法など、土地を選ぶ際にはさまざまな法令を考慮しなければなりません。例えば、住宅専用地域であれば商業施設の建設は制限されているでしょう。また、洪水や地震などの自然災害から保護されているかも重要です。
  4. 予算: 最後に、これは当然ですが、自分の予算内で土地を見つけることが重要です。予算を超えると、将来的に返済に困る可能性があるため、自分の経済状況を理解し、それに基づいて土地を選びましょう。

土地選びは自分のライフスタイルや将来設計に大きく影響します。立地や周辺環境、法令の遵守、予算など、さまざまな要素を考慮して、自分自身のための最良の選択をすることが重要です。このプロセスは時間とエネルギーを必要としますが、良い選択をすることで、より豊かな生活を享受することができるでしょう。

土地探しのコツならこちらの記事をチェック

まとめ:基本的には建築条件付き土地は買うな!

買って良い人デメリット
元々建築条件付きのメーカーで建てたかった人。
どうしてもその土地を買いたい人
好きなメーカーを選びたい人
値引きをして安くしたい人
見積もりが明確に出して欲しい人
ゆっくりと時間をかけたい人
好きな間取りや建てたい間取りがある人

個人的な意見が多いに含まれておりますので、ご了承ください。

最初にお伝えしたとおり、建築条件付き土地はおすすめしません。デメリットが多すぎます。買うべき人もその土地をどうしても気に入った方。土地重視の方だけとなります。

私の経験上、大型分譲地で綺麗に整備された土地は売れやすいのです。その為、コストは一括で整備したからかかってないにも関わらず同様の地域の土地と比べた際に高いことすらあります。そんな時に悪い営業さんは

悪い営業

こんないい土地ありませんよ!
綺麗に区画整理されているから他よりも高くなってしまうんです!
私が買いたいくらいですよ!

とこんなことを言ってくる人もいるでしょう。本当にその土地が気に入っている時以外はできる限り建築条件付き土地は避けるようにしましょう!

そして、建築条件付きの土地で契約された方は、見積もり・営業の言葉を鵜呑みにせずに本当にそんな値段がかかってしまうのかしっかり見極めましょう!

すずめ

これ、高くないですか???

と、提言するだけでも違うと思います。また、提言する際は、ネットなどでいくらかかったか調べて客観的な数値を見せることで釘を刺すことができます。

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つばめ

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実際に間取りとプランをもらえた要望を紹介

実際の要望

〜お願い〜

普段は仕事で忙しいので、やりとりは全てメールでお願いしたい。

間取りと見積もりを検討させて頂いた上で時間を合わせて対面での打ち合わせを希望します。

土地は検討中の段階で、不動産屋さんにもまだ連絡を入れておりません。間取り・見積もりをみて自分の希望が叶いそうであれば、不動産屋さんにも同時に連絡をとっていければと考えています。ないとは思いますが、不動産屋さんに個人情報を出すことはやめてください。

土地の情報はネットで検索しただけなので、細かい図面とかはありません。

実家の近くで土地を探し出したところ希望の金額に近かったのでこの土地で希望の建物ができるかを知りたいです。

古家があるそうなので、大体で構わないので解体費用も見積もりに載せてもらえると助かります。

資産計画

1、実家の近くで住宅を計画しています。

2、予算は4000万円ほどに抑えたいです。

3、頭金は100万円が希望それ以降は応相談。(貯金は300万以上500万円以下)

4、年収は600万程度 徐々に昇給はしているので、これからも昇給は多少見込める

つばめ

資金計画を細かく書くことで、
向こうの見積もりも予算に合わせて出してくれます。
また、本気度も伝わります。

資金計画がわからない方はこちらの記事で月々いくらまでなら払えるかを検討してみてください。

間取りの要望

・3LDKを希望します。(平屋も検討していますが、今のところ2階建で良いかと思っています。)

・駐車場は1台。取れたら客様に2台(つめれば止められる程度で良いです。)

・庭は手入れが大変なので入りません。緑もなくて大丈夫です。

・お風呂は広いお風呂がいいです。

・洗面所もできたら広い方がいいです。

・3部屋は、寝室と仕事部屋と子供部屋で活用予定

・服が多いのでウォークインクローゼットが欲しいです。

・リビングはできたら吹き抜けで開放感があると嬉しいです。

・仕事部屋にプラスで夜はシアタールームで使えると嬉しいです。

・玄関先は雨に濡れないような感じがいいです。

・できるだけメンテナンスがしなくて良い家が良いです。

・窓は多めに欲しいです。

こんなところでしょうか?まとまらなくてすみません。

つばめ

あればあるだけ多く要望を書きましょう。
自分の理想に近い間取りと見積もりになり
イメージがしやすくなります。

〇〇月〇〇日(金)までに簡易的で構わないので間取りと見積もりをメールでいただくことは可能でしょうか?

返答・質問含めてメールにてお返事いただけるとありがたいです。(電話は基本出れない可能性が高いのでメールでお願いします)

つばめ

最後に締め切りを合わせてお願いしましょう。
1社だけ来ないで待っているのは時間がもったいないです。
締め切りを守らない業者とは、根本的に契約しない方が良いと思います。

帰ってきた間取りや見積もりを紹介

実例①実際に間取りを作成してくれた会社

実際に送っていただいたメールに添付してあった図面と見積もり。

実際に、間取りをかいてくれました。自分の要望を捉えてくれていました。この後、2度ほどやり取りをして理想の間取りに近づけることができました。解体費用も見積もりに入っていて良心的だと感じました。

実例②すぐに類似間取りと見積もりを送ってくれる会社も

実際に送っていただいたメールに添付してあった図面と見積もり。

間取り、見積もり一括依頼後数時間で、届きました。また、カタログ到着後、仕様や間取りの変更点を伝えることでさらに理想に近い間取りになりました。

確実に値引きを引き出す方法は!(値引き交渉方法は?)

①相見積もりをとる。(タウンライフがおすすめですが、他のサービスでも良い)

相見積もりを取ることで、相場や価格帯がよくわかり、本命メーカーの値引きを引き出しやすくなる。

②プランを検討して、契約直前まで打ち合わせを進める。

他社のプランが良かった際は、契約したいことを伝えつつ、他社プランで本命メーカーにも見積もりを出してもらう。

③契約前に一度だけ、値引き交渉を行う!

他社の見積もりを見せて他社の見積もりと競わせて値引きを引き出す。
本命が一番安い場合は厳しいかもしれません。
同価格帯、できれば100万ほど安い見積もりと競わせることが大事。
契約前に最後

すずめ

できれば(本命メーカー)さんと契約したいのですが、
B社さんの方が安いので、値段をB社さんに合わせてくれれば
契約に踏み切れるのですが…

つばめ

このように交渉して下さい。
100万円満額値引きされることもあり得ます!

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